高齢者事故のニュースは他人事じゃない

いつのまに、こんなに年をとってしまったのかと、誰でも思う時がくると思います。

その時に、その現実を受け入れる覚悟を持つことは、とても大切でしょうが大変難しいことでもあります。

私は今年70才になります。夫は73才。元気な人は元気ですが、立派な高齢者と言われる年齢です。いろいろなことが衰えてきたことも実感しています。私はそれを受け入れて、それでもできることを楽しむことができる方だと思います。

しかし、夫は、なかなか自分の老を受け入れられていないようで、特に車の運転は絶対の自信をもっていて、高齢者事故などは完全に他人事だと思っています。

それでも、近頃、夫の運転する車に乗せてもらうと、ヒヤッとすることが増えてきました。それも激増しています。

特に交差点を右左折する時に、横断歩道を歩いている人に気がつかないことが劇的に増えています。多分、見ているのでしょうが見えていない感じで、目の問題で見えていないのか、脳で認識していないのかわかりませんが、本当に危ないと思っています。

そのことを告げ、免許返納をすすめてはいるのですが、夫は断固として応じません。

確かに病院へ行くにも、買い物に行くにも、車がなくなることを思うと不安でしょうがないです。でも、事故を起こして人の命を奪うことを考えると、そんなことは言ってはいられません。そのくらい、危ない時期にきています。

でも、高齢者になって、自分の衰えを受け入れることは難しく、とくに運転免許証を取り上げられるのは、自分が社会から退場宣言を受けたように感じる人が多いということで、それを機に一気に痴呆がすすんでしまうという話もちらほら聞きます。

このギャップをどう埋めていけばいいのか、もういつ事故になるかわからないのに、どうやったら運転免許証の返納に応じてくれるのか、運転免許がなくなり車のない生活をこれからどうしていけばいいのか、いろいろと考えてみたいと思います。